いつもご覧いただきありがとうございます。Jです。
日本では一般的に女性が男性に
チョコレートを贈る日とされていますが、
バレンタイン発祥の地のヨーロッパでは、
恋人や家族同士で愛を伝えあう日とされており、
主に男性が女性にチョコレートやケーキなどのスイーツや花束を贈ります。
ヨーロッパでも、
事前にバレンタイン特別メニューのディナーを予約し、
レストランに出かけるというのも人気ですが、
当日は家でパートナーと一緒にお料理を作ったり、
男性が家でバレンタインにちなんだディナーを作ったり
ということも、よくあります。
シチュエーション毎のおもてなし料理の腕を競う
テレビ番組が人気なのもあり、
バレンタイン用にテーブルをセットし、
お花を飾り、食前酒と食事用のワインを用意し、
お料理をし、デザート、食後のリキュールから
コーヒーまで完璧に用意してしまう男性も珍しくなく、
バレンタイン前後に友人らと集まった際には、
男性同士が次のバレンタインディナーについての
アイデアについて情報交換をしていたりもしました。
レストランのバレンタインディナーさながらに、
ハート♡型に見えるようにカットして開いた
お肉やバゲット(パン)など、かわいらしい工夫が
なされていることもあり、驚きます。
デザートは、お菓子作りがそんなに得意でない場合、
フロマージュ・ブランというプレーンヨーグルトを
滑らかにしたような質感のチーズに、はちみつやジャム、
ナッツ類、カットフルーツを乗せたものや、
アイスクリームに果実ベースやコーヒーベースのリキュールをかけ、
フルーツやミントを乗せたのものなど、
簡単でも絶対に美味しいものを用意する
(そして念のためにパティスリーや
ショコラティエで間違いのないデザートも一応購入しておく(笑))
など、工夫がみられました。
レストランでのバレンタインディナーは、
お店毎の素敵なお料理と演出も楽しみですね。
ですがこのご時世、もしもそれが難しい場合には、
ヨーロッパ風にご自宅でバレンタインディナーを
楽しんでみてはいかがですか?
全てを準備するのは大変かもしれませんので、
レストランやデパートでお持ち帰り用のデリカテッセン等を購入し、
ドリンクやデザートはご自身でアレンジ。
もしくはその逆でも良いかもしれません。
ここで、バレンタインを最も
それらしく演出してくれる心強い味方、
クレーム・ド・カシス(カシスリキュール)をご紹介。
クリスマスに続きたびたびで恐縮ですが、
お薦めしてしまうのには理由があります。なぜなら、
① 食前酒に◎
② お料理に◎
③ デザートに◎
なのです!
僭越ながらフランス在住時に
私がイベントに関係なくカシスリキュールを使用して
よく作っていた一品をご紹介します。
それは、鴨ローストのサラダです。
比較的簡単で、サラダなのにメイン料理にもなる優れものです(笑)
鴨肉は油をひかずに皮の面からじっくりローストし、
きれいな焼き色がついたら裏返し、
裏面もきれいな色に焼けてきたら、
最後はアルミフォイルに包んで余熱で調理
(※火を通しすぎないのがポイント)。
フライパンに赤ワイン、はちみつ
(人によってはメープルシロップ)、
お醤油を少し、そしてカシスリキュール(又はバルサミコ酢)を加え、
沸騰させ甘酸っぱいソースを作ります。
予め作っておいたサラダの上に
カットした鴨ローストを並べ、
上からソースをかければ出来上がりです。
インターネットでも、「カシスリキュール
バレンタイン 料理」(又は デザート カクテル)等の
キーワードで検索☚で、
意外とたくさんレシピを見つけられるようですよ!
もちろんバレンタインに限らず、
普段使いにもパーティーにも何かと活躍してくれるのですが、
その色と甘酸っぱい味わいは、
まさにバレンタインにピッタリで、お薦めなのです。
所説あるようですが、
日本では神戸のモロゾフ製菓さんが
1936年に「あなたのバレンタイン(愛しい人)に
チョコレートを贈りましょう」という広告を
英字新聞に掲載したのが始まりで、
神戸が日本のバレンタインデー発祥の地とされているとか。
当時は女性から男性へという括りは全く無かったようです。
また、ホワイトデーは日本独自のもので
1980年代に始まったそうです。
もちろん、ヨーロッパにはホワイトデーは無く、
バレンタインデーに対してお返しをするという習慣もありません。
フランス人に話すと、
「愛は見返りを求めないものだからね」と。
むむむ。
最近は本命チョコ、義理チョコを凌ぐ勢いで、
友チョコ、自分チョコも人気ですね。
皆様美味しく楽しいバレンタインデーをお過ごしいただけますように。