はじめまして。
このたびドラフトワインに仲間入りをさせていただいたJと申します。
どうぞよろしくお願い致します。
コロナウイルス蔓延前までフランスに十数年間滞在し、
ワイン無しには人生を語れない日々を過ごしておりました。
ボジョーレーヌーボー解禁まであと3週間ほどになりましたね。
今回は、私が現地フランスでとても楽しんだ
ボジョレーヌーボー解禁日の1コマについて
ご紹介をさせていただきます。
ボジョレーヌーボー解禁日のパリの街角での1コマ
コロナウイルス蔓延前のパリでは、
ボジョレーヌーボー解禁日、
とあるワイン取扱店前の歩道に
ボージョレー地区の(比較的小規模な)生産者さんたちが運んできた
大小さまざまな樽が並び、誰でも気軽にボージョレ―ヌーボーを
試飲できるイベントがありました。
グラスの保証金1ユーロほどで、
まさに樽から瓶詰め作業を行っている最中のワインを、
樽からグラスに直接注いでもらい、
試飲をしてまわることができるのです。
もちろん、現地で瓶詰めされ、
綺麗にラベルを貼られたワインの試飲販売をしている
生産者さんたちもいるため、
既に瓶詰めされたワインを試飲することも可能です。
生産者さんたちもお互いのワインを楽しんだり、
おつまみを食べたり、おしゃべりをしながら和気藹々、
かなりのんびりとした雰囲気で瓶詰めをしていて、
イベント参加目的で来た人々だけでなく、
たまたま通りかかった通行人など、
多くの人達が気軽に立ち寄り試飲をして行きます。
昔ながらの機械を使い、
ひとつひとつ手作業でコルクの打栓もその場で行われており、
なかには
「私にもやらせて!」
「どうぞ!でも、上手くやってよ!」
と試飲に来た人たちが飛び入りで気軽に打栓体験をしていたりと、
生産者も消費者もその日を楽しんでいる様子です。
試飲をした人々の感想はさまざま。
「とてもフレッシュでフルーティーだね」
「数日間での変化が楽しみだね」という声も聞こえれば、
「酸っぱい!」「これは飲めない!」
という声も聞こえてきます。
率直に意見を交わし、議論し合う文化のフランス。
さすがに厳しい声もありますが、
生産者も消費者も本当に良い物を追求して一生懸命です。
近づく解禁日が楽しみ!
解禁日の夜は、多くのバーやブラッスリー等で
ボジョレ―ヌーボー解禁イベントがあります。
イベントといってもとてもシンプルです。
「うちの店ではこれとこれを開けるよ、飲みに来て!」
といった程度の宣伝で、
ほとんどの場合、グラス1杯から楽しめます。
スマートフォンで調べながらバーをハシゴしてまわる人たちもいます。
お店ごとに工夫を凝らしてボジョレーヌーボー解禁日のために
デコレーションもなされます。
ワイン樽を積み上げただけのシンプルなものから、
テラス席のテーブルを全てワイン樽にするお店や、
壁一面にブドウと葉っぱのデコレーションがなされたお店など、
お店の個性が光ります。
床一面に落ち葉を敷き詰めているワインバーもあり、
落ち葉を踏みしめながら
ボジョレー地区のブドウ畑と生産者さんに思いを馳せます。
満員御礼のバーの中で、
見ず知らずの人たちとも気軽に会話をしながら
収穫を祝いワインを楽しむひとときに、
心も満たされます。
昨年より、フランスでも自宅でボジョレ―ヌーボーを楽しむ人が増えているようです。
1年に1度、収穫を祝うこの日にみなさんもいかがですか?
チーズやハム、ナッツ、スナック類のおつまみや、
チキンやサラダ等を簡単に用意して、
ご自宅でも気楽にリラックスしながらお楽しみいただけます。
日本人が旬のもの、特に実りの秋を楽しむように、
パリで”新酒(ヌーボー)”を楽しんでいる様子が
お分かりいただけたのではないでしょうか?
日本で同様に楽しむ為には、
現地の鮮度をキープしてお届けすることがとても大切です。
ですから、ステンレス製の特殊樽に詰め、
光・空気に触れずフレッシュな状態で日本まで運び、
お手元に届く直前まで新酒の鮮度をキープをするよう
「樽生ヌーボー®」はさまざまな工夫を致しております。
気になったら、ぜひ「樽生ヌーボー®」のページもご覧くださいね。
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